2011/05/26

Gibson J-45


生まれてから今日まで、どれだけの人に弾かれたのか、いくつの国境をこえてきたのか、55歳になるこいつが縁あって、我が家に来ました。

地震災害で東京に避難していた僕は、特にやることも無く、毎日美術館巡りをしたり、ビンテージギターショップを訪ねては、高級ギターを試奏しまくってました。
ギブソンを中心に、マーチンやギルドなど年代物を50本以上は試奏したと思います。
新品や単なる中古と違い、程度のいいヴィンテージ物はなにしろ高額。
でも試奏だけなら全部タダ。

の、はずが。

買っちった。

この先、家の建て替えとか、いろいろ考えなきゃいけないのに。。。

買っちった。

1956年式のこいつ。
ネックは60年中盤以降のナローではなく、いい感じに太い。
いわゆる乾いた音(いまいちわからん表現なのだが)ってやつで、軽く弾いただけで音が前にビーンと飛び出す感じ。他社のドレッドノートに比べ、ショートスケールのわりに鳴りがでかい。
アジャスタブルサドルのジャキジャキっとした音も好きだけど、こいつは固定サドルなので適度にサスティーンもあって、ストロークはもちろん、指弾きでもいける。

弾いてると楽しくなるお友達がまた増えました。

2011/05/16

なんと!


1956年製 ギブソン J-45 TSB
が、家にある!


トップ スプルース
サイド・バック マホガニー
指板・ブリッジ ハカランダ
ネック マホガニー
GOTOチューナーチェンジ
オリジナルラージピックガード
ノンスキャロップドXブレイシング
スロットサドル

枯れきった本物のヴィンテージの音がします。

2011/05/11

被災者だった


以前にも書きましたが今回の地震及び度重なる余震の影響で、我が家は完全に歪んだ家になってしまいました。外見上からの見た目はなんとも無いようですが、家の中は平衡感覚が狂って、酔っ払ったような錯覚を起こします。

今日、知り合いの大工さんに診てもらった所、地盤が下がって基礎がやられており、
「直すとなるとー、んー、ちょっとした家が一軒建つくらいかかるよ。そもそも家を持ち上げてくれる業者さんが忙しくて、早くても二年以上待ちみたいだし」

「じゃあ、どうしろと?」

「別に新築しちゃったほうが安上がりかも」
だって。

ぎょえーーーー!

そんな金どこにもねーーよ!

軽く考えていたボクはすぐに役所へ行き、建物の半壊ということで罹災証明の申請をしてきました。

2011/05/09

ヒマ人の思考



何年かぶりでビートルズにはまった俺は、この曲ををなんとかアコギ一本でかっこよく表現しようとアレンジに取り組んだ。
しかし、俺の音楽知識と能力ではとても人様に聞かせられるレベルの形にはならない。
何しろ英語の歌詞が早すぎて歌えないし。

これは無理だ。


で、他にスローで格好よく聞こえる曲をさがした。



それで、次はブルースのこの曲に取り組んでみることにした。

スコアは無いけど雰囲気を大切にするのがブルース!
俺の感性でなんとかコピーしようと半日かけたが1小節もまともに弾けない。
ブルースっぽい歌い方も出来ない。

これも無理だ。


よし、歌なしのソロギターで行こう!



今日からの練習課題がポニョに決まった。

2011/05/01

がんばっぺ いわき


4/29(土)
参加してきました復興ライブ。
午前11時から夜8時までの長丁場を二日続けての企画。
マスターはじめスタッフの皆さん、お疲れ様でした。

中年小僧は30分の持ち時間があり、復興に向けて選曲どうすっかなーって考えていたんですが、以下の五曲やらしてもらいました。

1.Lady Madonna / The Beatles
2.コーヒールンバ / 西田佐知子
3.Desperado / Eagles
4.上を向いて歩こう / 坂本九
5.Without You / Nilsson

だいぶ英語の歌詞ごまかしました。
でも嬉しかったのは、数人のかたから「ギター、いい音ですねー」って言われたことです。
実はこの日、自前のアンプ持参で行ったんです。


これこれ、Roland AC-33
最強ですよこのアコギ専用アンプは。忠実にアコースティックのエア感を出してくれます。
ほんとはギターというより音響機材の勝利だったんですね。

でも音を褒めてくれた人はいたけど、演奏を褒めてくれた人がいなかったのが複雑です。