サッカーボールを衝動買いしました。
サッカーなんてやったこともないし、これからもやらないっていうか、出来もしないのに。
皆さんはアフリカにあるスーダン共和国という国をご存知でしょうか?
スーダンはアフリカ大陸最大の面積をもつ国ですが、長引く内戦や経済制裁などで経済は完全に破綻状態であり、2008年現在、平和基金会が発表している「世界失敗国家ランキング」2位の国となっています。
そして国民の多くは貧困に苦しみ、難民問題をはじめ様々な問題が山積みで、特に医療問題は深刻な状況です。
そのスーダンに、一人の日本人が医師として働いて(暮らして?)います。
彼はもともと、在スーダン日本大使館に医務官兼一等書記官として勤務する、国家公務員でしたが突然職を辞し、2006年5月にスーダンにおいて医療を中心に活動を行っているNPO法人「ロシナンテス」を設立。現在も医療活動に従事しています。
まぁ、ここまでの話だと「あぁ、いるんだよねぇ、こういう人」ぐらいのもんなのですが、たまたまこの方の出演しているテレビ番組を見たんです。
テレビ画面からはスーダンの話をしている彼のはちきれんばかりの笑顔!
なんかすごく楽しそう。
普通この手の人の話は、何かしら悲壮感だったり、同情をひくためのTV局側の演出だったり、最悪なのは本人がそんな活動をしている自分に酔っているような、ナルシスト的な厭らしさが醸し出されたり。
でも彼にはそんなものが微塵も感じられません。
ただ、やりたいからやっている。
そんな感じ。
国家公務員という安定した将来を捨て、治安や経済が劣悪な環境の国で医療活動をする。
彼を助けているのは高校、大学とやっていたラクビー部の仲間たち。
排他的だった原住民との彼なりの打ち解け方。
川原尚行という一人の日本人の、シンプルで温かい人間性。
彼の笑顔には何かとてつもない魅力があります。
本当に優しい人だけが持つオーラがあります。
だからボクも多少なりとも彼の仲間の一員になりたくて、今このボールがあるのです。
特定非営利活動法人 ロシナンテス
http://www.rocinantes.org/index.html
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