2010/01/25

江戸散策

先日親戚の法事で東京へ行く用事があったので、ついでに神田、御茶ノ水界隈を散策してきました。目的は古いYAMAHA L-5のリペアとマーチンD-35の診断です。店は実績を踏まえ老舗のカワセ楽器に頼みました。
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前日のうちに予約をしておいたので話は早く、L-5はナットとサドルの交換、D-35はナットの調整ということとなり、出来上がるまでの約2時間、周辺の楽器屋探索に出かけました。



一軒目、Hobo's 
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アコギの神様石川鷹彦氏御用達のヴィンテージショップです。
店内はマニア垂涎のヴィテージギターが所狭しと並んでいます。

スタッフのお兄さんに、
福島の田舎モンでなかなかギターの試奏ができないので、ここまでやってきたこと。
'70年代フォークの弾き語りが中心のスタイルである事をまず告げる。
ギターショップではこの告知が大事だと最近分かりました。
この情報を共有するだけでスタッフともすぐ打ち解けます。

一本目 ギブソンJ-185(2007年製)
比較的新しいギブソン。さほど特徴的な音とは思えないなぁ。

二本目 ギブソンLG1(1964年製)
これはいい。っていうか、よく山崎まさよしのCDで聞いているギブソンの音に近い。
なるほど~、こういうかんじだったのか~、ギブソンって。
なるほど~。

三本目 ギブソンL-00(1940年製)
んー、これなんだねぇ、多分。
こんな音を欲しがるんだねぇ、プロもアマチュアも。
すごいねぇ、こんなちっこくて軽いのに、なんて音が出るんだろう!
マーチンみたいにキラキラした音じゃなくてジャキジャキした乾いた音色。
いいなぁ、こんなの一本欲しいなぁ。
でもおいそれと買える値段じゃないんだよなぁ・・・

四本目 ギルドF30R NT(1981年製)
ギブソンとも、マーチンとも違う音色を持つギルド。
弾き始めチープに感じた音色も、すこし弾き続けていると結構深い音に聞こえてくる。
ギルドもなかなか個性的だぞ。

その他、450万円のマーチンD-45とかあったけど、今回の目的はギブソン。
このへんでスタッフのお兄さんにお礼を言って次の店へ。


二軒目、TOKYO G'CLUB
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ここはギブソン専門ショップのようなところ。
とにかく品揃えはすごい。
ここでも例の自己紹介をして色々と試奏しまくる。
するとスタッフのお兄ちゃんがどこからか一本のJ-45を持ってきた。



このレコードジャケットに映っている拓郎が抱えているギター。
それと全く同じ年式の同スペックJ-45らしい。
むー、客の趣向を見事に捕らえている兄ちゃんやのう。
というわけで早速ニセ拓郎になって弾いてみる。



あはは、気分だけは拓郎になれた中年小僧でありました。


このあと、カワセ楽器からリペア完了の電話が入ったので戻って引き取りました。

肝心の音ですが、劇的に変わっています。
調律している時点ではっきりと分かりました。
さすがいい仕事してます。

二本とも状態の良さは褒められました。
マーチンはこれからどんどん良くなるから、かわいがって育ててやって下さい、って言われました。
なんだか嬉しくなった瞬間です。

ここはまたいつか散策したい街ですね。

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