2014/09/20

芸術の秋

昨日まで江戸に行っておりました。
オルセー美術館展です。

スゲーです。

あ、

本物は、ってことです。

今回は美術部出身の友人と一緒だったので、My文芸員として所々解説なんぞをしていただきながら、至高の時間を過ごしてまいりました。
国立新美術館公式ホームページ

この美術館は建物の設計はもとより見渡す環境も良いのです。
国立新美術館テラスにて優雅にランチ。



それと、せっかくのお江戸行幸ですので、ギターショップにも行こうよ!
ってことで行きつけのリムショットにも行きました。

試奏1本目
Gibson J-45 RED 1967-68
ん~、いまいちピンと来ない。やっぱりナローネックは指の太い自分には不向きだ。

2本目
Gibson L-00 TSB 1933-36
プリウォーギブソン。戦前モデルの渋いヤツ。乾ききった明るい音色。ギブソンの音ですね。

3本目
Martin 00-18 1943
戦中モデル。これぞマーチンの底力。ふた周りも小さいボディーながらドレットにも勝る音量!
アディロンダックスプルース、スキャロップドXブレイシングの太く力強い低域、枯れた粒立ちの良い温かな音。日本が楽器なんぞ作ろうもんなら非国民とか言われていた時代にアメリカではこんな素晴らしい楽器作ってたんですね。

4本目
Guild F-20 CHSB 1963
ギルドでは珍しいタイプです。音はギブソン寄りですかね。これも乾いた粒立ちのいい弾いていて飽きない音でした。


ここまで古い小型ギターを弾いてみましたが、この当時は本当にいい材料(厳選した木材)を使って妥協しない楽器作りという姿勢、みたいなものを感じましたね。

現在のように材を選ばずオートメーション化された作業で作られるギターでは、本当にいいものは千本に1本あるかないか、と店のリペアマンの方が言っておりました。


5本目
Martin D12-1 1996
12弦は弾いたことがなかったので弾いてみました。思ったほど弾き辛いことはありません。独特の響きが良いですね。値段も手ごろだったのでどうしようか迷ったんですが12弦を弾く曲って何だろうと思い巡らした後止めました。

6本目
Martin 000-28 1940
000-28の戦前モデルといったらクラプトンがアンプラグドで使ったアレです。値段から申し上げますと、税込み¥2,862,000です。もちろん材はハカランダ。
抜群に乾いた粒立ちの良い音。低音も太く広がりがあります。フィンガーでは美しく甘さがあり、ストロークでは000らしいジャキジャキとした歯切れの良い音で纏まって抜けてくれます。
エッジの効いた硬い音ですねって店長に言ったらコレはまだ柔らかいほうですよって言ってました。

7本目
Martin D-28 1967
これも材はハカランダです。28でお勧めは?って聞いたらこれもってきてくれました。もちろんいい音に変わりはないのですが、何せここまで弾いてきたラインナップがすごすぎる。ごめんよ28君、キミの音すら普通に聞こえてしまうんだよ。


もっと弾いてきたような気がしますが忘れました。

今回弾いた中では3本目のMartin 00-18 1943が一番の印象でしたね。マーチンブランドの凄さを感じてしまいました。
そして、今家にあります。

impulse buying!!!!!!!!!!!


この店の店長は愛媛出身です。たまたまいたお客さんも愛媛の松山出身。そして一緒に行った友人も長年愛媛で暮らしていた元愛媛県人。
購入手続きの後、さながら店内は県人会の集いとなって盛り上がっていました。

手持ちのギター何か売ろうかと思案中です。

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